もりとみずうみ

さみしさのやさしさ、いとしさについて。

ある休日

2.19

春通り越して5月のような1日だった。まだまだ2月なのだから先走らないでほしい。冬が終わってしまう準備は出来ていない。まだ熱い紅茶が飲みたいし、深夜の冷たい夜空とか、編みかけの編みぐるみとか、乾いた草や土の匂いを抱きしめていたいから。

 

 

早起きして家事を済ませ、午前中にすこしチェロをさらう。弓が痩せてきてしまっているので張替えに行かなければならない。ピアノの調律の時期でもある。専攻だった声楽は、お金がかからないものだったな…としみじみ思う。体調を崩してしまえば取り返しがつかないのだけれど。

 

お昼、久しぶりに母に会う。あまりにも暑いのでクリームソーダを飲んでしまった。負けた気がしたけれど、宝石のような緑のジュースは美味しかった。

母との関係はすごく曖昧なので疲れてしまうこともある。今の言葉で言うと毒親にしっかり当てはまるひとだったので、私の創作を褒められても、それが彼女のしてきたことへの歪んだ肯定と赦しに繋げられると叫びだしたくなる。

けれどご飯は美味しかったしプレゼントをもらったのでまぁいっか。時たま、夜に思い返してもやもしてもやっぱり寝て起きたら忘れるので、我ながら能天気。

 

HARIOのガラスのピアスをお誕生日プレゼントでいただく。欲しかったものなので嬉しい。季節問わずつけられそう。

そういえば何年もインダスを開けたくて仕方ないのだが、ホールすら安定しないので諦めつつある。痛みには強いのだけど、ピアスの膿やかぶれはタトゥーよりも辛かった…(タトゥーは足首の内側と腰に2ついれている。見えそうで見えない場所に秘密を持っているのは楽しいことだ)

 

 

チェーンとキャッチが繋がっているので安心。私はよくキャッチを排水口に落としてしまうので。

硝子を揺らしながら、夜はバレエのレッスンへ。

充実した休日だった。