もりとみずうみ

さみしさのやさしさ、いとしさについて。

2024-02-23から1日間の記事一覧

猫の日のtanka

2.22 猫の日に詠んだ短歌 ─薄氷通信─all rights reserved

春のKyrie

─薄氷通信─all rights reserved

天使みたいにかわいい私の話

川野芽生さんの初のエッセイ集『かわいいピンクの竜になる』を読んでいる。 ロリィタや少年装との出会い、エルフや幻獣への憧れ、人形になりたいという気持ちについて…装うことで本来の自分を取り戻していくことが綴られたエッセイに、冒頭から泣いてしまっ…

コット、はじまりの夏

2.16 《コット、はじまりの夏》 友人と大好きなシアター、新宿シネマカリテにて鑑賞。 大家族の中で育ち、家族といても孤独を感じていた9歳の寡黙な少女コット。(父親はギャンブル依存症だし、生活は困窮していて、両親共にネグレクト気味の家庭だ) そんな…

季節と季節の間の余白

■2.15 ここ数日、すっかり春のようにあたたかい。2月だというのに。 冬の残滓を散らす強風、なまぬるい空気の黙祷、季節が弔われている。 私は春は身体と相性が悪く、冬を愛しているのでもう少し冬が続いてほしい。 三寒四温。寒さは冬のそれより輪郭が滑ら…