もりとみずうみ

さみしさのやさしさ、いとしさについて。

movie

マイホーム・ナイトシネマ

最近自宅で鑑賞した映画のまとめ。 観たい上映中作品も配信作品もたくさんあるし、読みたい本もたくさんあるし、執筆もしたいし、編み物もしたいし、絵も描きたい。夜が一日に一回じゃ足りない、と日々思っている。 2.17 ■汚れなき情事 イギリスの片田舎、少…

コット、はじまりの夏

2.16 《コット、はじまりの夏》 友人と大好きなシアター、新宿シネマカリテにて鑑賞。 大家族の中で育ち、家族といても孤独を感じていた9歳の寡黙な少女コット。(父親はギャンブル依存症だし、生活は困窮していて、両親共にネグレクト気味の家庭だ) そんな…

poor things

2月1日。 前日のライブの余韻抜けきらぬ身体のままバレエのレッスンを受け、映画館へ駆け込む。 観てきたのは『哀れなるものたち』。 ─天才外科医によって蘇った若き女性ベラは、未知なる世界を知るため、大陸横断の冒険に出る。時代の偏見から解き放たれ、…

憧れの魔女

1月26日、今年初の映画館は『カラフルな魔女』 角野栄子さんが好きと言いつつ、きちんと読んだのは魔女の宅急便シリーズとエッセイだけと思っていた。 けれど「え!小さい頃に読んでたあの本、角野さんの作品だったんだ!」ということが多々ある。彼女の著作…

メランコリックな雨の日に

1月21日、雨の日曜日。 とても久しぶりに『中国の植物学者の娘たち』を観る。 初めて観たのは十年以上前。娘たちと同様に同性の恋人だったひとと泣きじゃくって、手を繋いで眠ったことを覚えている。 孤児院で育ったミンは、植物学者チェンの下で実習するた…

去年の鑑賞ノートから

2023年春。 パンズ・ラビリンスが期間限定で上映されると知り、早朝から映画館に駆け込む。 初めて観たのは10年以上前で、大まかなストーリーととにかく好きだったことだけは覚えている。そして今日改めて鑑賞して、心底好きだと確認した。 不条理で残酷な現…

「そばかす」

もう一年の半分が終わろうとしていて。私は慌ててこの半年に観た、聴いた、感じたことをノートやブログにまとめようと記憶や記録を手繰り寄せています。 美術展での展示リストや映画のチケットに走り書きされた私のメモは、時に解読不能のものも多くて、その…