もりとみずうみ

さみしさのやさしさ、いとしさについて。

徒然と

お気に入りの花屋さんをいくつか持っておくのは良い。

私は仕事の帰りに通る駅にあるお花屋さん(ロマンティックで珍しいお花や、大好きなROSE FARM KEIJI さんの和バラを取り扱っている)と、近所のスーパーに入っている小さな花屋さん。

スーパーの花屋さんは駅の花屋さんと違って、親しみのある素朴な花と仏花だけの取り扱い。けれどとっても低価格、高品質。ここで買った花たちは、本当に長持ちする。

画像の薔薇とスイートピーはそのスーパーの花屋さんで選んできたもの。この子たちも長く楽しませてくれた。

スイートピーはとくに好きで、まだ暗い早朝にスイートピーを生けた部屋に寝ぼけながら入ると、しんと冷たい空気の中にそれはもううっとりするくらい甘やかな香りが静かに満ちている。冬の楽しみは幾つもあるけれど、まだ春遠い夜に、花の匂いをこうやって吸い込むことも楽しみのひとつ。

 

相変わらず、バレエとチェロの稽古にもせっせと励んでいる。バレエは8年目、チェロは3年目。

ここのところバレエの方は忙しさや体調不良で休むことが多くなっていたので、今年はできるだけきちんと通いたいと思っている。どちらも、やればやるほど課題が生まれ、一生手を伸ばし続ける星みたい。

 

言葉を綴ることに迷いが生まれていたので、できるだけ創作から離れようと無心に手を動かしたりしていた。

そういえば、買ったきりおしていないシーリングスタンプがあったことを思い出して早速おしてみる。南の国の刻印が一番綺麗に出て、嬉しくなった。

このときは、なにか創り出したいけれど、安心感を得るために創作をするという危うい精神状態に陥りそうだったので絵を描いたり、編み物をしたり、スタンプをおしたり、無心になれることをひたすらしていた。

 

迷いからは無事に脱出できたし、それは創作仲間の言葉や、お友達からの思いがけない贈り物や、一緒に過ごしてくれた楽しい時間、そういったものに支えられたから。

書くときは一人だけど、その源泉である私の心には色んな人の気持ちがじんわりと沁み込んでいるのだなと思うと、嬉しい。いつもありがと。